別れさせ屋 就職先のブラックさ

普通の別れさせ屋では不安なとき

別れさせ屋 就職先のブラックさ

私が知人に誘われて今の会社に就職したのは、5年前のことでした。『恋愛悩み相談会社のプロ』というのが私の対外的な肩書なのですが、どうも、別れさせ屋と呼ばれることが珍しくありません。実際には、不倫や浮気のカップルの仲を断ち切るのが仕事の内容なのですが、面白おかしく表現したい人が、そのような呼称を思いついたのに違いありません。就職した当初は、私もそのことが不快でなりませんでした。でも、今は、依頼者に喜んでいただければ、それで十分にうれしいのです。僅かばかりでも、社会のお役に立つことができていると実感することで、私は自分の職業にやりがいを感じています。先日解決したばかりの案件は、夫の不倫問題でした。おそらくは財産目当てで接近してきたであろう女性と、依頼者の夫との間を分断するために、かなり熱心に動きました。苦労の甲斐あって、期間はかかりましたが、くだんの女性はいつの間にか去っていきました。そして、夫も、まるで夢からさめたように正気に戻って、元の鞘に収まったのです。相談に来られた奥様からは大変に喜んでいただきました。その笑顔を見ていて、これからもいい仕事をしていこうと決意を新たにしたところです。